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Posted by たまりば運営事務局  at 

2010年05月06日

予定が狂った「ソロモンの犬」

小説を読みました。

読書というか、活字が好きです。
本はなるべく、キリをつけやすそうなものや短編小説を選んで、隙間時間に読みます。
電車に乗り遅れたり、なにかの待ち時間なんて、最高の読書時間です。

GWも最後の昨夜、早めに寝るつもりが大失敗をしました
夜のんびりしてるし、観たいテレビもないし・・・で、めずらしくテーブルで長編の読書。
きゃあ~~途中でやめられないicon14icon14

内容は言いませんが、サスペンスと言うか、推理小説というか、ミステリーで、
とても重くて暗い内容なのに、可笑しいし最後はさわやか。
そして、とても重要な登場人物である、
大学で動物生態学の講義をしている助教授、間宮未知夫氏のエッセンスが最高です。
全く真相にふれないシーンを紹介します。

~主人公が間宮氏の部屋に行くシーン~

「麦茶でいいよね、麦茶しかないんだよ。」
間宮は麦茶の注がれたグラスを持ってきた。
それは二つお揃いのグラスで、ちょっと珍しいデザインのものだった。
外国製か何かだろうか。
寸胴で、縁の一箇所が嘴のようになっていて、表面に細かい目盛りが――。
「ビーカーじゃないですか。」
「惜しい。正確には計量ビーカーだ。はいこれきみの。」

~主人公が友人と間宮氏の部屋に行くシーン~

間宮はキッチンに取って返し、背伸びをして流し台の上の天袋を探る。
「来客用来客用・・・・・・と。」
間宮が天袋の奥から取り出してきたのは四角い紙箱で、中身は揃いのグラスだった。
間宮はそれを三つ、さっと水ですすぎ、「麦茶麦茶」と冷蔵庫をあける。
どうして秋内のときは計量ビーカーで、京也だとグラスなのだ。


時間のあるときに読んでください。単行本もあります。
著者:道尾秀介  「ソロモンの犬」  
             





  


  • Posted by マダムポアン  at 11:24Comments(0)読書しました