マダムポアン見参

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私のために開発された電化製品・・・それは食洗機。

熱いお湯で最後すすぐので、Ｏー157の予防だってできちゃう。
乾燥の時にでる蒸気がリビングに流れて、インフルエンザの予防だってできちゃう。
どんなに夕飯に時間差があっても、最後にドバーッと全部つっこめるので、
家庭の平和だって守っちゃう。

このすぐれものに出会って、14年ほどである。
文句も言わずによく働いていたのに・・・・・

今朝、反乱を起こした。
いきなり煙をモクモクと出しながら、すすぎをやめない。
電源を切る。
一安心！・・・・・？あれ？？？
それでもすすぎをやめないってどういう事？

一体どうしたらいいんだ
止まらなーい！と騒いていたら、ちょうどそこにいた長男が言った。
「お母さん、そういう時はコンセントを抜いたらどうかな？」

「なるほど
コンセントはどこだぁーーー？」

冷静に長男が抜いてくれました。
やれやれやっと止まった。

煙が臭いので、何かが伝熱の配管に落ちたせいかと思ったが、
なにもさわったり、落ちたりしていないで、自ら溶けていた。

溶けてはいけないものが溶けたという、とても嫌なにおいがする。

あきらめてとりあえず外に出そう。

・・・ネジで落ちないように留めてある。
ドライバードライバー

これで、移動できると思うでしょ？

ふっふっふっ♪

水道管から水が送られてくる配管がつながっているのですよ。
どうする？

プロのようなペンチがないので、元の接続が外せない。
それよりなにより、いきなりはずしたら噴水にならない？

あっ、「開く」「とめる」という文字の部分が動く。
これで噴水は防げたね。

でも外す事はできない。
どうするどうする。

どうしたと思いますか？

・・・一番切れるハサミを持ってきて、渾身の力で配管をカット。
もう二度と使用できない事にしてしまった。

さて、落ち着いたところで、長男が言う。
「お母さんって、食器の洗い方を知っているの？
これから食器を洗うのはどうするの？」




人生５０とウン年のほんの14年ですよ、食洗機は。
洗えるに決まっとるだろうがぁ

・・・・・たぶんね。