マダムポアン見参

我が家には、時間限定で無敵の男子がいます。

その名は次男坊ちゃま

とにかくこのお坊ちゃまは寝起きが悪い。
何度起こしても起きないばかりか、話しかけるのもビビるほど機嫌が悪い。

どのくらいビビるかというと、大学時代１限目は遅刻しまくりで、
今日遅刻したら出席日数が足りなくて留年という境目の日にも、
しっかり遅刻確定時間に家を出る事になって、
このままどこかに行ってしまおうかと思った程の私が、
寝起き対決をしても、完敗するほど

話がそれるが、高校までは学校の時間が一定で母親も把握できたが、
大学は休みが多かったり、休校があったりで把握できなくなった母親が、
ある日を境に起こすのを放棄した事が、
このあわや留年事件のきっかけになった訳です。
おかげさまでその運命の日は、どういうわけか出席を最後にとったので、
失踪しないで学校に走って良かったとつくづく思った日になりました。

さて、次男お坊ちゃまは、
今日はいつもより２本早い電車に載らなきゃいけないという。
いつも以上にまめに起こす。
起こす！
起こす！！
起こす！！！

・・・・・

さらに、起こす　ゼイゼイ

やっと起きてやれやれと思っていたら、
電車まであと５分という時間になってもまだ家にいる。

あっ　あと４分。

プラットホームに住んでいるわけがないので、
もうエイトマンになっても電車に間に合わない。
（エイトマン・・・わかるかな？）

今朝も新聞を読みながら朝ごはんを食べている夫に声をかける。

「父親としてなんか言う事はない？」

「寝起きが悪いのはお母さんに似たからどうしようもない。」

「長男・長女には、あなたの寝起きの良いＤＮＡをちゃんとあげたのに、
どうして次男お坊ちゃまにはあげなかったの？」

「全戦全勝できないほど、寝起きの悪いＤＮＡが強かったんだよ。
これはどこをどう考えても僕のせいじゃない。
責任とって、送って行ったら？」

「・・・・・確かに・・・・・」


ついつい母は声をかける「車で送って行こうか？」

次男坊ちゃんは、いつものかわいい息子にもどっていた。
「ありがとう、お母さん」

結局勝てない。
子どもってずる～い。



今日は９時から、大好きな鬼平スペシャルが放送されます。
う～～～ん、楽しみ