たまりば

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2010年06月21日

眼のうれしいニュース三題

視覚障害があっても、卓球ができる。
この競技の国内大会の金メダリストが調布にいらっしゃる。

盲人卓球サウンドテーブルテニススルーネットピンポンなどと呼ぶが、
協会が別々にあったりして、違うものか同じものかよくわからない。

が、基本の方法は同じだと思う。
鉛の玉が入った音がするボールを卓球台の上で打ち合う。
ただし、ボールはバウンドさせないでネットの下を行き来する。
台の端に縁があって、落ちないようになっている。

中央付近のサイドの縁がないところから落ちるようなボールを打つと失点。
ネットの上を越えても失点。
打ち返せなくて、台の縁にボールがあたっても失点。
ラケットで台をたたかないで打たなくてはならない。
ラケットが台にあたる音が、ボールの音を消してしまうからだ。

大きな会にも所属していて鍛錬されているが、
調布市内でもスルーネットピンポン「さるすべり」という会を運営されていて、
毎週金曜日の午前中、調布市総合福祉センター内で開催されている。
運営のために参加費は必要だが、いつでも誰でも参加できる。
興味のある方は一度体験してみてください。
9時~12時。

視覚健常者との対戦は、とても練習になるのでうれしいそうだ。

でも、簡単だと思ったら大間違い。
返すことだけを考えると、力が入って、台をバンバン打ってしまう。
あくまでもラケットを浮かせて打つのは、かなり練習が必要。

で、このチャンピオンは明るい。
40代くらいから段々失明に近づいたそうだが、かなり悪くなった時に、
理解があった職場が倒産。
その後社会とかかわる気になれない日々が続いたそうだ。

2年ほど過ぎた時に道で困っていたら、通りかかった小学生が助けてくれた。
その時その小学生が、学校で視覚障害の人を手助けする方法を教わった、
と言ったのだそうだ。

市からずっとその講座の講師依頼がきていたのに、断り続けていた。
が、講師を引き受ける気になって、その日から世界が開けたそうだ。
くじけそうな時には、あの小学生がくれたきっかけを、
大切にしなくてはいけないと思うと、元気が出るそうです。
名前を聞かなかったので、会ってお礼が言えたらとずっと思っているそう。
もう高校生か大学生くらいじゃないかな。

すごーく前置きが長くなったが、この方の視覚障害の原因が、網膜色素変性症
先天的なもので、発症が遅いか早いかの違いだけだそうだ。

これが原因の視覚障害の人の脳に、小型カメラで撮影した画像を送り、
視力を回復させる研究が大阪大学で成功したそうだ。

とてもうれしいニュースだ。
すぐには無理だろうが、3年くらいをめどに治療方法になりそう。
お若くはないので、早く視力が回復されるといいなあ。

眼のうれしいニュースは、これで一題。
めちゃめちゃ長くなったので、続きはまた明日face16


眼のうれしいニュース三題
ウィキペディアからもらった百日紅(さるすべり)の花



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    Posted by マダムポアン  at 10:55 │Comments(0)毎日のあれこれ

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